コラム673:手のひらを太陽に

夏の時期、私はバーベキューパーティーに呼ばれることがあるのですが、その際、皆さんに「手のひらを太陽にかざすと元気になれますよ!」とお伝えしています。

 

実際に私が実践している姿を見た方々も、大勢いらっしゃると思います。

 

人間が深呼吸する際に、無意識に手を伸ばしたりしていますが、これは関節を伸ばすことによってリラックスする効果以外にも、太陽や空気などの「気」を手から取り込んで、「気」を充電しようとするからです。人間が最も「気」を出し入れしている箇所は「手」です。私たちが握手をするのも、互いに理解し合う(気を交換し合う)ために最も効率の良い方法であり、また「オーラ」と呼ばれるものは、実は「気」のひとかたまりを指していて、中でも特に、手のひらが強く光を放っているからです。

 

私が屋外で、暇があれば手を上げながら歩いているのも、他の人からすると変に映るかもしれませんが、昨今は公園などの場所でヨガをしている集団を目にすることがあります。根本的な原理や効果は、私が行っているのと一緒だと思います。

 

「気」に対する理解が深まれば、例えば、体調が優れないときには、優しく手を揉んであげ、屋外にいれば、太陽に向かって手を差し出してみる・・・ということが自然と身に付いてゆきます。そしてさらに効率よく「気」を取り込むには、呼吸の方法にも工夫が必要であることも、私のように「気」や「ヨガ」のことを全く知らないで、全て独学であったとしても、気が付けば誰にでも到達できるはずです。

 

「ぼくらはみんな 生きている・・・」で始まる、「手のひらを太陽に」という童謡がありますが、この歌詞の中に「手のひらを太陽に すかしてみれば まっかに流れる ぼくの血潮(ちしお)」という一節があって、これはまさしくその通りだなと思うのです。

 

ちなみにこの童謡の作詞者は、「あんぱんまん」で有名な「やなせたかし」さんで、「あんぱんまん」の歌詞も深い味わいがありますが、それと同じくらいの深さが、この詞にはあります。

 

きっと彼は、「気」に対する理解があって、それを広く習慣付けすることによって、「子ども達に、もっともっと元気になってもらいたい」と願っていたのではないでしょうか。

 

いい歳をした大人が聞くと恥ずかしいと思うかもしれませんが、改めて歌詞や歌唱に触れてみると、私が実践していること、ヨガで行っていること、「気」の概念とは・・・など、大人としての視点で新たな発見や理解に結び付くはずです。

 

 

(動画)https://youtu.be/C3JSys-Vla0

(歌詞)