何か人の役に立ちたい。

だれかに声を聴いてもらいたい。

どこかでじっと見守っていたい。

いつか、自己の夢を実現させたい。

私たちは黒い。黒い翼しか持っていない。だけど、天からの使いなのだ。大切な仕事とはわかっていても、人間には理解されていない。ついつい居眠りしてしまうし、物忘れも激しい。支離滅裂な鳴き声は、やっぱり誰にも理解してもらえない。黒いから、見守っていると石を投げつけられる。こんなに仲良くしたいのに、そんな夢は叶わない。

カラス、さまざまな鳴き声で、さまざまな状況で、胸の猛りを天にぶつける。でも、伝わらない。

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